イベントレポート

ふれあい松明祭り砂川の伝統行事

  • ジャンル お祭り
名称 第23回ふれあい松明祭り
日時 8月21日(日)16:00~20:00
会場

西砂小学校校庭(雨天体育館)

「ふれあい松明祭り」

西砂川地区の各家では、その昔、お盆の行事の一つとして、帰ってくる先祖の霊が迷わないようにと、7月14日からお盆の迎え火として、また、7月17日の送り火として、麦わらを束ねた松明を作り家の庭や五日市街道に出て、勇壮な松明回しと称した行事が昭和30年代後半まで盛んに行われていました。しかし、その後は宅地開発も進み麦を栽培する農家もなく街道の交通量も増加し、昔ながらの松明回しは自然消滅を余儀なくされました。
松明は、直径50cmほどの麦わらを縄で束ね、編み上げたもので、これに火をつけて頭上でぐるぐる威勢良く回すと暗闇は火の玉の炎と煙に包まれて、幻想的な世界へ見るものを誘います。「ふれあい松明祭り資料より」

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「ふれあいたいまつ祭」の松明に使われる麦わらは、10月の種まき、6月の麦刈は地元(松中小、西砂小)の小学5年生が参加(6月には6年生に)、伝承保存会の皆さんの指導で行われています。麦刈の時には前年に採れた麦で作ったうどんが振舞われます。
「ふれあいたいまつ祭」の当日、刈り取られ干された麦わらを会場の小学校に運び、保存会の皆さんが35個の松明を作ります。ステージでは5個の松明を作るイベントが行われます。40個の松明はお祭りのフィナーレで数グループに分かれて回されます。希望者も参加できます。麦刈も松明回しも、一歩間違えば危険が伴います。常に保存会の皆さんは注意を怠れません。

<麦刈の様子>

昨年10月に種をまいた麦。6月に種をまいた松中小と西砂小の生徒たちが刈り取りをしました。

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りっぱに育った麦。

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鎌をもったのは初めて、刈り方を保存会の人に指導してもらって。

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順調に刈り取り作業が進みます。

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去年刈り取った麦わらで作った松明に火をつけて回します。昼でも迫力満点。

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去年の小麦で作ったうどん(乾?)が振舞われました。

<脱穀の様子>

麦刈から数週間後に脱穀作業が行われました。

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脱穀機を使ってもみ殻を取り外します。

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もみ殻や藁屑を選別する機械、唐箕(とうみ)というそうです。

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脱穀された麦わらが束ねられています。

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選別されたもみ殻、このあと天日でよく干します。

<前回のふれあい松明祭り 松中小>

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