■この記事のカテゴリー 時の人インタビュー/多摩の味覚
■この記事の掲載日 2014.03.09

時の人インタビュー

健康自然工房 養蜂園

生産者 犬飼 博さん

五日市の原風景広がるあきる野の里山に、養蜂園の原点となる最初の蜂場を定め、
出発した健康自然工房。養豚場などと同じ畜産業となる養蜂の生産者・犬飼 博さんにお話を伺いました。

健康自然工房 養蜂園 生産者 犬飼 博さん
プロフィール

山形県寒河江市出身。
20才で単身アルゼンチンへ移住、様々な経験の中に
養蜂と出会い20年後帰国。
整体治療院を営みながら、これまでの経験を活かして
プロポリスの製造、販売を行う。
あきる野市で健康自然工房 養蜂園をはじめる。

あきる野市の東京サマーランド近くの林や秋川の河岸段丘、八王子市の滝山城址近くの草原など、厳選した8か所のポイントに、200群を有するみつばちの巣箱を分配しながら設置して、年間、一斗缶で約230本ほどのはちみつを収穫する犬飼さんの養蜂園。蜜源選びのポイントとは。

みつばちは縄張り意識が強いので、巣箱を設置する周辺5キロ圏内で同じように養蜂をやっているところはないかなどを確認します。そうでないと、同じ蜜源を奪いあってしまうので、そのような状況は回避しないといけません。また、みつばちの行動範囲内の地形やその環境で育っている植物などを調べて、もっとも適していると思われる環境を確保しています。蜜源の場所いかんで、はちみつの収穫が大きく左右されてしまうので、設置場所選びはとっても大事な仕事です。

3月から初夏にかけて、いろいろな花が開花していきますが、養蜂園のはちみつは、どんな花の蜜が味わえるのですか?

まずはサクラですね。4月の中旬頃から下旬にかけてサクラの蜜を2回搾ります。その後、5月10日頃からアカシアがはじまって、5月の中旬頃に1回目。下旬頃に2回目を収穫します。後はフジとかエゴとかクリとか…、その時季、咲いているいろいろな花の蜜がたまったところで、百花蜜を搾る。この期間、4月、5月、6月で採取したものが、うちの1年間で扱うすべてのはちみつなんです。

先日、蜂場を伺った折、みつばちに警戒されて刺されてしまったのですが、こちらで製造しているプロポリスを塗布していただいたら、その後まったく腫れず、何事もなかったんですが、すごい効き目があるんですね。

いろいろなプロポリスが市販されていますが、うちのプロポリスは自社生産です。といっても、現在、養蜂に活用しているみつばちは、蜜を集めやすくするために品種改良を重ねたみつばちなので、いわば原種ではないんです。原種でないみつばちからは、プロポリスは取れません。
うちのプロポリスは、世界でもっとも良質といわれているブラジルのミナス高原で採取された原塊を精製しているので、成分が濃いのが特徴なんです。

昨年10月にオープンした「みつばちファームカフェ」をはじめ、各地のイベントへの出店など、いろいろな場所でこちらのはちみつを味わえるチャンスがあるのですが、この先、どんな展望をお考えですか?

ここで取れた“はちみつ”と、他で取れた“はちみつ”の味の違いやみつばちの生態など、みつばちの事をもっと身近に感じでもらえるような“みつばちミュージアム”(仮称)を建設したいと思っています。

健康自然工房 養蜂園 生産者 犬飼 博さん