■この記事のカテゴリー 駅の周辺情報/時の人インタビュー/三鷹駅
■この記事の掲載日 2013.09.04

JR駅長物語 こんにちは!マスター

三鷹駅

三鷹駅 駅長 井上憲司さん

駅長プロフィール

25歳で国鉄に入社。
25歳というのは当時入社の上限だったそうです。
配属は新宿駅。
お茶ノ水、原宿、渋谷、吉祥寺、立川、八王子支社、奥多摩駅長、武蔵五日市駅長、八王子駅副駅長、国立駅駅長、そして三鷹駅長という駅長経験も多い井上さん。
いろんなことがあったようです。
伺った積もる話の中から、奥多摩駅時代と原宿駅時代のお話をご紹介します。

現在、奥多摩駅に駅長はいません。
井上さんは最後の駅長だったわけですが、言い方を変えると『それ以降駅長のいない駅』にするために配属されました。つまり『駅長を廃止する』のが仕事だったようです。
一口に『駅長廃止』といいますが、それはそれは大変な難事。
人柄を見込んでの人事だったのではないでしょうか。
当時の町長には退職までいて欲しいとお願いされたとか。
観光協会と一心同体で、仲良くし、街を盛り上げ、『駅からハイキング』のコースを一緒に考え、使命である『駅長廃止』の仕事を成し遂げるまでの任期。なんと1年でした。
奥多摩駅が一段落すると、次に待っていたのは武蔵五日市駅。ここでも自治体とひとつになって街のために働きました。首を横に振りながらも、こういう人間関係を伴うお仕事がお得意のご様子。会社がその活躍を期待して向けて下さるんですね!

新宿駅は本当に短くて、すぐお茶ノ水駅のホーム。
ご自身が今までで最も良かったと思われる経験は、原宿駅時代でのこと。なんと、お召列車の担当になり、宮内庁の方々や公式では総理大臣の対応も任されたのだそうです。このお役目は、どんなにやりたくても、望んでできることではない。だからそこに従事できたことは光栄だったとおっしゃいます。原宿駅には専用ホームがあり、昭和天皇の時代にはよくご利用されたそうです。
お召列車の担当は、1人きり。駅長でも代われない大役だそうで、もちろん顔も声(特に電話を通した声)も宮内庁のご担当に覚えて頂き、お召列車ご利用当日まで、ホームのお掃除を1日に何度も何度も。当日は、「適度に水をまく」のだとか。

井上さんに伺ったら、「敬礼できるのは駅長のみ。それ以外は目を合わせてはならない」というのは本当だそうです。

原宿駅の年末年始は、
明治神宮の初詣輸送とお召列車で明け暮れます。
原宿駅には結局、お召列車の関係で5年いらしたそうですが、やはり誰にでもできるという仕事ではなかったのでしょうね。

奥様とはどちらで出会われたんですか?と伺うと、「最初が新宿と言ったでしょう?でも新宿では働かなかったと言ったでしょう?実修で最初が奥多摩だったんです」と。奥多摩の方だったんですねえ。う~ん、たしか三浦マスターもそんなことおっしゃっていたような‥‥

社員には1日に何度も「ありがとう」と言えるのに、どうしても奥様だけには言えないという井上さん。今日帰ったら言っちゃえばどうですか?——いや言わないです!ですって。

井上さんはとっても真面目にお仕事をされる。
帰宅しても携帯は枕元に置く。お酒は飲む。
でもお付き合いを大事にされるので、残るお酒は飲まない。
無趣味とおっしゃるけれど、これだけの駅の駅長さん、
やっぱり仕事が第一なんですね!

駅長トピックス

奥多摩駅長廃止のために駅長として赴任した1年。
観光協会と「駅からハイキング(現在はエキポ)」のコース選定には一緒に下見から参加、
もちろん当日はガイドまでしたそうです。
奥多摩駅から奥多摩湖までアットホームなハイキングは好評だったそうです。
1年と聞いて、ものすごく働いたんだなとわかりました。

原宿時代のエピソード。
やりたいと言ってできることではないですよね。
宮内庁との窓口は1人と決められていたので、井上さんだけにお召列車の情報は流されます。
ノンストップの車で原宿駅にお着きになられて、ご乗車されると即発車。
当時敬礼できるのは原宿駅長だけで、他は見てはならないということだったそうですよ。
個人で新調したお召用の制服というのもあったそうです。

それぞれみんなプロ集団。
だからこそ、お客様にご満足いただけるように、チームワークを強調し、大切にしているそうです。

三鷹駅紹介

昭和5年の開業。北口は武蔵野市、南口は三鷹市という位置にあります。
信号、車両センター(以前は電車区)のある駅です。
駅員さんは70名。うち女性は20名。
職場の風土が良ければ、問題は起きない。ですから井上駅長は信頼関係を大事にしているそうです。

総武線の各駅停車と東京メトロが
乗り入れている駅ですから、
この乗り換えで、
朝の通勤時間帯の人の流れはそれは大変。
小さな喧嘩は毎朝なのだとか。

発車ベルは「めだかの学校」です。

JR三鷹駅詳細

三鷹駅周辺の紹介

井上駅長曰く「生まれも育ちも三鷹」
「三鷹はじっくり歩いてもらえばわかる、三鷹の良さがある」のだそうです。
地域と連携強化でお祭りは8月17日、18日に高円寺に勝るとも劣らない勢いの『阿波踊り』。

今年は7月27日(土)と28日(日)に
三鷹駅前通りで商店会主催、JRが協力して
大きなイベントを開催予定。
7月28日には、この3月16日にデビューした
秋田新幹線E6系のミニチュアが、
歩行者道路を走ります。

第31回ふるさと三鷹ふれあい夏まつり 2013年

三鷹駅南口の大通りを通行止めして行われたおまつりは、住民のふるさと愛で運営されていました。

なんといっても、駅長自身が三鷹の出身。
ご自分も白い制服を着て
朝から頑張っていらっしゃいました。

駅のスタッフもシフトを組んで、
お子様たちに大サービス。

子供たちにはとても楽しいイベントとなりました。

ふるさと三鷹への愛があふれています

鉄道コーナーは大人気

JR駅長物語【三鷹駅】駅長 井上憲司さん