■この記事のカテゴリー お店ノート/フード・テイクアウト/立川駅
■この記事の掲載日 2017.11.02

お店ノート

フード・テイクアウト

わがままDemeter ~デメテール~

立川市高松町



外はカリッ、中はムギュッ…。
ベーグルのこの食感は、
ここだけのもの。

2017年3月、高松町にオープンした、
『わがままDemeter ~デメテール~』。
同じ工房で働いてきた、
女性4人のチーム力が光る
パン屋さんです。

チームのメンバーであり、
代表の岡本衣紅子(いくこ)さんは
店名の由来について、こう話します。
「ギリシャ神話に登場する
“デメテール”から名づけました。
小麦を広めた、豊穣や収穫の女神に
あやかって。」



◆『デメテール』のキャラクター、黒猫をあしらったラスク。「新しい猫が来るたび、新しい仕事が増える。黒猫が来た時に、パン屋を始めようと思った」と代表 岡本さん。(写真 左端)

パン作りに欠かせない小麦。
それぞれのパンに合う小麦を選んで、
香り豊かなパン作りを心掛けています。
また、うま味のもととなるアミノ酸を
生み出すため、“あこ天然酵母”を
熟成発酵させることも、
ポイントだそうです。

「たとえばベーグルには
砂糖の代わりに自家製の甘糀を使用するとか、
生地には油を使わないなど、
私たちは、ある意味とてもわがまま。
営業も、今は11時45分からしか
出来ません。
それが体制を崩さず、お店を続けていく
条件でもあるんです。」



岡本さんは、色々なことに
常に挑戦していたい人。
「日本ではまだまだベーグルが
ポピュラーでなかった30年前、
アメリカで初めて食べた時の
感動といったら。
試作を重ね、だんだん私たちの
求めるベーグルに近づいてきました。
もっともっと美味しくしていきます !」



いざ、お店をする!と決めるまでの
期間は、たったの10日。
一人ひとりの事情を
互いにフォローし合うことはもちろん、
チームの大事なルールがあると
言います。

それは、「みんなの意見を必ず聞くこと。
売り上げもパンも、すべて4等分。
4人が食べて、4人とも合格点を
出さないと売りません。
誰か一人が「ノー」と言うことも多く、
“まだ売れないのぉ?”って。」

個性や特技を活かした
役割分担もされています。
「私は主に営業、広報です」と岡本さん。
おいしいパンを作っているという自信が、
言葉に、その笑顔に現れています。

「うちのベーグルには、
おいしいシワが入ってるんです。
年取ったシワじゃなくて、
おいしいシワ!」(笑)。



◆「今まで本当に好きなベーグルに出会えなかった。『デメテール』のを食べて、やっぱりベーグルが好きなんだって思った。」お客様からの、一番うれしかった言葉だそうです。

砂糖を使えば表面はつるつるになり、
ふっくら仕上がります。
「シワがあっても、私たちが作りたいのは
甘糀を活かしたベーグル。」
他のパンには若干、砂糖を使っても
ベーグルにだけは使わない、
それもわがままの一つだとか。

さらに、「パンの中に入れる
カレーやひじき、レモンなども国産で、
なるべく低農薬のものを
使うようにしています。
出来合いではなく、
自分たちが手作りしたものを。」

パンに季節感を取り入れることも
忘れません。
夏なら、朝摘みのスイートコーンを
わざわざ仕入れにいくほど。
鮮度や甘みがまったく違うそうです。



◆毎週水曜日と金曜日は、フランスパンも焼く日。フランス産の上質な粉と塩、酵母のみで焼き上げます。


「目指すは、地元にこんなのあるんだよって、
自慢してもらえるようなパン屋さん。
元気も出るけど、ホッとするパン。
“いつものお母さん”の味みたいな感じ。」

4人のデメテール(女神)の
願いはただ一つ。
「今日も、おいしいパンが
焼きあがりますように!」


わがままDemeter ~デメテール~
所在地 立川市高松町3-9-9
アクセス JR「立川駅」北口 徒歩8分
TEL 042-507-0791
営業時間 11:45~18:00(売り切れ次第終了)
定休日 日・月・火曜日
※土曜日は不定期
※2017年11月現在

わがままDemeter ~デメテール~