たちかわ★ぶらっと

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立川百選の伝統を今に伝える、幻想的なお盆の風物詩
「ふれあい松明祭り」

小麦の種まきから始まった子どもたちの体験学習の集大成。松中小学校の校庭を舞台に、賑やかなステージや出店、そして夜空を焦がす大迫力の「松明まわし」で地域がひとつになった当日の模様を紹介します。

幻想的なお盆の風物詩「ふれあい松明祭り」

終戦記念日の8月15日。日本中が鎮魂の祈りを捧げる日に、立川市はもちろん日本各地では、それぞれのご家庭へ先祖の魂が帰ってくるお盆の時期でもありました。
81年前の終戦の日に思いを馳せながら街をぶらっと歩いていると、古くから行われてきたお盆の習わしを今に伝えるイベント「
第33回 西砂川地域 ふれあい松明(たいまつ)祭り」が開催されるというお知らせを発見! さっそく開催場所である松中小学校へ向かいました。
松明まわしはその昔、お盆に帰ってくる先祖の魂が、わが家を見失わないようにと行われていた風習でした。直径50センチメートルほどの麦わらを縄で束ね、編み上げたものに火をつけて、頭上で威勢よくグルグルとまわします。車の交通量が少なかった昭和30年代後半頃までは、迎え盆、送り盆の日に、各ご家庭の庭先や自宅に面した五日市街道などで、火をつけた松明をまわしていたという、この地域の歴史あるお盆の風物詩でした。
松中小学校に到着すると、校庭では既にイベントの準備が整っていました。トレーラーの荷台をステージにして、地元のお囃子団体の演舞や立川第七中学校のPTAが主体となったバンドの演奏、ダンスチームのキレッキレのパフォーマンスなどが行われていました。ステージの正面には、イスを整然と並べた客席。客席の両脇には、地域で活躍する子ども会や児童館などの地域活動団体、地元の少年野球チームやマラソンサークルなどが運営する飲食ブースやゲームコーナーがずらりと並んでいました。そして、校庭の一番東側には、このイベントのメインとなる松明まわしエリアがありました。
この松明まわしは、会場である松中小学校と、同地域の西砂小学校の児童が、5年生の時から地域の体験学習として関わってきた取り組みの集大成です。種まきからはじまり、麦踏み、刈り取り、脱穀された小麦をつかった商品づくり、販売までを体験。そしてこのお盆の日に松明をまわすことで、命の繋がりを実感する--子どもたちにとって、かけがえのない体験となる意義深いイベントです。運営は『立川市青少年健全育成西砂川地区委員会』および『立川市西砂川松明伝承保存会』が中心となって行われます。

いよいよ日が暮れた校庭。火を灯した松明が勢いよくまわると、バチバチと音をたてて燃え盛る炎。先祖の魂を宿したかのように火流を残しながらまわる松明の塊は、見るものを幻想的な世界へと誘います。種まきからこの日を迎えた子どもたちは、緊張の中にも高揚感をかみしめるように、松明をまわす姿が印象的でした。
名称 第33回 西砂川地域ふれあい松明祭り
備考欄 主催:第33回 西砂川地域ふれあい松明祭り実行委員会
主管:立川市青少年健全育成西砂川地区委員会/立川市西砂川松明伝承保存会
共催:西砂川地区子ども会育成団体連絡協議会/西砂川地区体育会/西砂川地区文化会/民生児童委員/自治会連合会西砂川地区内(中里、西砂、殿ヶ谷、宮沢、一番組、天王橋、東団地、希望ヶ丘、諏訪の杜、レクセルガーデン武蔵砂川西砂1/けやきの会/AYUMO CITY 立川/ソルビエントメンツ西武立川)の各自治会/エステート立川一番町/コープタウンの各管理組合/第七中学校PTA
協力:立川第七中学校/西砂小学校/松中小学校/立川市消防団(第一分団)