街のインフォメーション

阪本トクロウ|デイリーライブス2021年1月9日(土)~2月28日(日)

  • エリア その他
  • ジャンル 展覧会
日本の風景を切り取り、静諡な世界を描く阪本トクロウ(サカモト・トクロウ 1975
年山梨県生まれ)。人の気配が消され、限りなくシンプルに構成された画面からは、静かな時間と漠然とした空間が広がります。

阪本は、小学生の頃から絵画教室に通い、デッサンやスケッチの研鑽を重ね、東京藝術大学を卒業してからも早見芸術学園の日本画塾に入り修練を積んできました。講師の紹介で日本画家の千住博氏と知り合い、2年ほど制作助手を務めることとなり、そのことが阪本に大きな影響を与えました。千住氏から阪本は「自分にあるものは何か、ないものは何かをよく考えろ」と言われ、自分には”何もない”ということに絶望したそうです。しかし、絵を描くことだけは決めていた阪本は、結局”何もない”ということ《淡泊で中心性のない空虚感》を描くことにしました。

阪本の作品は、日常的で身近な風景を自ら撮影し、その写真をもとにトレースして描かれています。その際、「どれだけそのモチーフの良さを引き出しているのかが大事なのだと思う」と言うように、モチーフの中に潜んでいる良さを引き出すために、観察に基づき、余分な要素や作家の個性は排除され、必要な要素に着目して描き出されます。こうして描かれた作品は、阪本が実際に目にした特定の風景やモチーフではありますが、見たものをそのまま再現する写実・写生ではなく、モチーフの本質を表現する写意へと深化されることで、見る行為を我々に問い直しているように感じられます。

本展では、何気ない日常の1コマを切り取った《呼吸》、大きな余白の中に公園の遊具が朧気に佇む《エンドレスホリディ》等いくつかの作品シリーズとともに、動く水の表情を図解的に描いてきた《水面》シリーズからさらに派生した「墨流し」にて制作された作品もあわせてご紹介します。

阪本がこれまで見つめ、据えてきた世界をどうぞご堪能ください。

《呼吸》
910×727 mm、2008年

《エンドレスホリディ》
1400×1400、2008年

《フロート》
1455×1120 mm、2014年

関連イベント
会場はすべて吉祥寺美術館 音楽室
※コロナウィルス感染症の状況によっては中止となる場合があります。

■墨流しワークショップ
水面に広がる模様を和紙に写し取り作品を作ります。
【講師】阪本トクロウ
【日時】1月17日(日)
①10:30~12:00親子向け
②14:00~15:30一般向け
【定員】
①5組(小学生以下のこどもとその保護者)
②10名
【参加費】1000円(材料費込み)
【申込】12月19日(土)10時よりお電話(0422-22-0385)にて受付開始
※定員に達し次第締切(キャンセル待ちの受付はいたしません)
※1回のお申込みにつき①1組、②2名様まで受付
※汚れてもよい服装でお越しください。

■スペシャルトーク
【出演】齋正機(日本画家)×阪本トクロウ
【日時】1月24日(日)14:00~15:30
【定員】40名
【参加費】無料(当日の美術館入館券が必要)
【申込】1月10日(日)10時よりお電話または美術館窓口にて受付開始
※定員に達し次第締切(キャンセル待ちの受付はいたしません)
※1回のお申込みつき、2名様まで受付可

入館料

一般300円、中高生100円(小学生以下・65歳以上・障がい者の方は無料)
【新型コロナウィルス感染症予防対策にご協力ください】
■マスクの着用をお願いいたします
■入口にて非接触型体温計により検温をさせていただきます
■館内各所に消毒液を設置しておりますので、入退館の際は手指を消毒してください
■入館時に連絡先をご記入いただきます
(書式は吉祥寺美術館公式ホームページよりダウンロードいただけます)
■ご滞在は1時間程度までを目安としてください
■他のお客さまとは2m程度の距離をとってください
■会話はできるだけおひかえください
■混雑時は入場制限をおこなう場合があります
名称 阪本トクロウ|デイリーライブス
イベント日程 1月9日(土)~2月28日(日)
10:00~19:30
【休館日】1/27(水)、2/17(水)、2/24(水)
イベント会場名称 武蔵野市立吉祥寺美術館
所在地 武蔵野市吉祥寺本町1-8-16
コピス吉祥寺A館7階
交通アクセス
※美術館専用の駐車場はありません。