街のインフォメーション

企画展「谷充央 風景の表/裏」2021年4月10日(土)~5月30日(日)

  • エリア その他
  • ジャンル 展覧会
一貫して「表と裏」を主題に制作を続ける画家、谷 充央(たに みつお)。
谷は、「人は“表と裏” “内と外” “陰と陽”あるいは“本音と建前”を使い分けながら、しかし常にその二面性を包含している“個”」であり、「そんな表裏を一つの面で同時に表現したい」といいます。

最初期には画布の表裏をモチーフとして “表裏があるもの”の形象を画面上に示していた谷ですが、次第に、画布の「裏」側から布地の目を通して「表」側に絵具を滲出させる、という手法を取るようになります。それは東洋絵画などにおける裏彩色とはまったく意を異にするもので、あくまで「表と裏」を同時に表現するための方法です。谷の絵画において表裏は同価であり、いうなれば、谷は「表」でもあって「裏」でもある絵画をつくりだそうとしています。

谷はしばしば、画題を“Landscape”としています。彼のいうlandscape(=風景)は、私たちの外側―当然「内」があっての「外」ですが―に拡がる様相やそのイメージを意味してはいません。「表」と「裏」とがつねに入れ違い立ちあらわれる谷の絵画において、landscape=風景とは、一方向から眺望されるものではなく、「表」でもあり「裏」でもある、あるいは「表」でもなく「裏」でもない、いわば全体です。それは、この現実世界において「表」と「裏」とを包含する私たち自身の在りようとも重なるのです。

今回は、谷充央の初期作から最新作までを概観する初めての機会です。アクリルや墨による絵画、シルクスクリーンによる版画など約50点によって構成します。会期前半には、〈ぎゃらりー由芽のつづき〉、武蔵野市民文化会館展示室においても特別展示をおこないます。

世界はいまだ大きな不安のうちにありますが、谷の作品は、事象の「表」と「裏」を見据えることの意味を、あらためて私たちに教えてくれるでしょう。こうした状況下にこそ際立つ谷の仕事を、ぜひ皆さまに体験いただきたいと思います。

谷充央《表裏 75-A》1975年
Photos: Yohei Yamakami

谷充央《Landscape 90-c-2》1990年
Photos: Yohei Yamakami

谷充央《Landscape 98-13》1998年
Photos: Yohei Yamakami

■同時期開催!谷充央作品特別展示

美術館とあわせて3会場、のんびり徒歩でも回れます。 

①②とも入場無料
会場① ぎゃらりー由芽のつづき(三鷹市下連雀4-15-1-103)
会期日時:4月16日(金)~25日(日)12:00~19:00 ※4月21日(水)休廊

会場② 武蔵野市民文化会館 展示室(武蔵野市中町3-9-11)
会期日時:4月16日(金)~25日(日)11:00~18:00 ※4月21日(水)休館

■関連イベント

担当学芸員によるギャラリートーク(約40分・当日直接会場にお集まり下さい)
①武蔵野市民文化会館展示室 4月17日(土)13:00-入場無料
②吉祥寺美術館 企画展示室 5月16日(日)14:00-要入館

入館料

一般300円、中高生100円(小学生以下・65歳以上・障がい者の方は無料)

【新型コロナウィルス感染症予防対策にご協力ください】
■マスクの着用をお願いいたします
■入口にて非接触型体温計により検温をさせていただきます
■館内各所に消毒液を設置しておりますので、入退館の際は手指を消毒してください
■入館時に連絡先をご記入いただきます
(書式は吉祥寺美術館公式ホームページよりダウンロードいただけます)
■ご滞在は1時間程度までを目安としてください
■他のお客様とは2m程度の距離をとっていただき、飛沫拡散防止のためできるだけ会話はお控えください
■密集等の混乱を防ぐため、18:30頃までを目安にお越しください。
■混雑した場合は入場制限をおこない、ご入館いただけない場合もございますので、ご了承ください
名称 企画展「谷充央 風景の表/裏」
イベント日程 4月10日(土)~5月30日(日)
10:00~19:30
【休館日】4/28(水)、5/26(水)
イベント会場名称 武蔵野市立吉祥寺美術館
所在地 武蔵野市吉祥寺本町1-8-16
コピス吉祥寺A館7階
交通アクセス
※美術館専用の駐車場はありません。