- エリア 砂川町

立川市内で生産される名産品の数々。育てる方々のインタビュー。
立川市の砂川は、古くからの農家さんが多い地域です。
今回お邪魔したのは、立川市の名産として知られる“ウド”を栽培する野菜農家の園部謙一さん。
一般的なウドは山野に自生する緑の山菜ですが、立川のウドは、陽に当てずに育てた“軟白ウド”。
真っ白で大きな品種です。
立川市ウド組合の会長を務める園部さんにウド栽培にまつわるお話を伺いました!
今回お邪魔したのは、立川市の名産として知られる“ウド”を栽培する野菜農家の園部謙一さん。
一般的なウドは山野に自生する緑の山菜ですが、立川のウドは、陽に当てずに育てた“軟白ウド”。
真っ白で大きな品種です。
立川市ウド組合の会長を務める園部さんにウド栽培にまつわるお話を伺いました!
園部謙一さん
東京都立川市出身。
砂川の地で農業を営む4代目。
戦前はこの地で多い養蚕業を営んでいたが、戦後、祖父がウド栽培に乗り出す。
父親の跡を継いで、農業に従事。
ウドの他にはキャベツ、サトイモ、ブロッコリー、トマトなど野菜全般を栽培している。
東京都立川市出身。
砂川の地で農業を営む4代目。
戦前はこの地で多い養蚕業を営んでいたが、戦後、祖父がウド栽培に乗り出す。
父親の跡を継いで、農業に従事。
ウドの他にはキャベツ、サトイモ、ブロッコリー、トマトなど野菜全般を栽培している。

農家さんたちの
努力が生んだ立川名産品。
立川の名産品として真っ先に上がるのが“ウド”。
一般的にはちょっとマイナーなイメージの野菜ですが、じつは使い勝手もよくておすすめの野菜なんです。
旬の時期は1月下旬から4月いっぱい。
年間を通して食べられる野菜ではないからこそ、特別感も味わえます。
さて、そもそも立川でウドの生産が行われるようになったのはなぜなのか、園部さんに伺いました。
一般的にはちょっとマイナーなイメージの野菜ですが、じつは使い勝手もよくておすすめの野菜なんです。
旬の時期は1月下旬から4月いっぱい。
年間を通して食べられる野菜ではないからこそ、特別感も味わえます。
さて、そもそも立川でウドの生産が行われるようになったのはなぜなのか、園部さんに伺いました。

「戦前の立川は、主に養蚕業が多かったんですけど、戦争でこの辺一帯は焼け野原になっちゃったんですよね。
僕らのおじいさんたちの世代の農家さんたちが集まって、とにかく何か栽培できるものを探さなければっていうことで目をつけたのが、ウドだったんですよ。
当時、三鷹、吉祥寺周辺で栽培されていたこの軟白ウドを冬場の作業として始めることになったんです。
何軒かの農家が協力して、栽培技術を教えてもらってね、ここ立川の名産となるまでに育ちました」
なるほど、まだハウス栽培などない頃ですから、冬場に作業できる野菜が必要だったんですね。
戦禍の中から先輩たちの努力によって生まれた名産品と思うと、感慨もひとしおです。
その真っ白なウド、育て方は独特です。
僕らのおじいさんたちの世代の農家さんたちが集まって、とにかく何か栽培できるものを探さなければっていうことで目をつけたのが、ウドだったんですよ。
当時、三鷹、吉祥寺周辺で栽培されていたこの軟白ウドを冬場の作業として始めることになったんです。
何軒かの農家が協力して、栽培技術を教えてもらってね、ここ立川の名産となるまでに育ちました」
なるほど、まだハウス栽培などない頃ですから、冬場に作業できる野菜が必要だったんですね。
戦禍の中から先輩たちの努力によって生まれた名産品と思うと、感慨もひとしおです。
その真っ白なウド、育て方は独特です。
何工程もかかる
ウド栽培
「ウドは、種から育てるのではなく、根を株分けして育てるんです。
よいウドをつくるには、大きな根株をつくることが大事。
うちでは根株の栽培を群馬や栃木の農家さんに委託しています。
立川だと夏場が暑すぎてよい根株に育たないので、夏場でも夜に涼しくなる地方で栽培してもらっています」
「うどの大木」という言葉があるとおり、大きく育つウドを支える根は大きくがっしりとした株状になります。
その根を委託農家さんに約1年かけて育ててもらい、株分けして「室(ムロ)」と呼ばれる穴倉に植えます。
ムロは畑の一角にあります。
今年は根株の量が少ないため、植え付けていないムロを見せていただきました。
よいウドをつくるには、大きな根株をつくることが大事。
うちでは根株の栽培を群馬や栃木の農家さんに委託しています。
立川だと夏場が暑すぎてよい根株に育たないので、夏場でも夜に涼しくなる地方で栽培してもらっています」
「うどの大木」という言葉があるとおり、大きく育つウドを支える根は大きくがっしりとした株状になります。
その根を委託農家さんに約1年かけて育ててもらい、株分けして「室(ムロ)」と呼ばれる穴倉に植えます。
ムロは畑の一角にあります。
今年は根株の量が少ないため、植え付けていないムロを見せていただきました。

真っ白なウドの栽培の大敵は紫外線。
ムロへの入り口はトタン板と木の板、その上には重しの木材を置いて、厳重に陽をさえぎってありました。
作業するときは、円形の入り口にはしごをかけて約3メートルの地下に降りていきます。中はしゃがんで移動するくらいの高さの横穴になり、一つのムロの広さは8畳くらいとのこと。
ムロの中での照明はLEDライトだそうですが、それでも緑に変色してしまうこともあり、注意が必要だそうです。
ムロへの入り口はトタン板と木の板、その上には重しの木材を置いて、厳重に陽をさえぎってありました。
作業するときは、円形の入り口にはしごをかけて約3メートルの地下に降りていきます。中はしゃがんで移動するくらいの高さの横穴になり、一つのムロの広さは8畳くらいとのこと。
ムロの中での照明はLEDライトだそうですが、それでも緑に変色してしまうこともあり、注意が必要だそうです。
ムロを見下ろすと真っ暗な空間。入るのはちょっと怖い感じです…。
「このムロをね、父がスコップとつるはしを使って掘っていったんですよ。大変な作業だったと思いますよ」
園部さんの畑には、このムロが4ヵ所あります。
ここ砂川の土地は、粘土質の関東ローム層なので、水分を含み、湿度が必要なウドには適しているとのこと。
「12月の中旬くらいから根株を伏せこんだらたっぷりの水をあげて、あとは陽が入らないように管理していきます。
ムロの中は一年中20℃くらいで、湿気もあるから作業しているとすぐに汗びっしょりになりますね。
ずっとしゃがんでの作業だから体もキツイんですよ」
ムロの中は、紫外線はもちろん、人が入って空気が動くことでも影響が出やすいとのこと。
作業は効率よく進める必要がありそうです。
さらに、野菜全般に言えることですが、ウドも病気や連作障害があるので、伏せこみも2年たったら場所を変えるなどして、よいウドが生育できるよう管理しています。
「このムロをね、父がスコップとつるはしを使って掘っていったんですよ。大変な作業だったと思いますよ」
園部さんの畑には、このムロが4ヵ所あります。
ここ砂川の土地は、粘土質の関東ローム層なので、水分を含み、湿度が必要なウドには適しているとのこと。
「12月の中旬くらいから根株を伏せこんだらたっぷりの水をあげて、あとは陽が入らないように管理していきます。
ムロの中は一年中20℃くらいで、湿気もあるから作業しているとすぐに汗びっしょりになりますね。
ずっとしゃがんでの作業だから体もキツイんですよ」
ムロの中は、紫外線はもちろん、人が入って空気が動くことでも影響が出やすいとのこと。
作業は効率よく進める必要がありそうです。
さらに、野菜全般に言えることですが、ウドも病気や連作障害があるので、伏せこみも2年たったら場所を変えるなどして、よいウドが生育できるよう管理しています。

みずみずしくて苦みがない
ウドの魅力をもっと知ってほしい
ふだんの食卓ではなかなかお目にかかれないと思いがちなウドですが、ここ立川市では旬の時期は手に入りやすい野菜です。
園部さんにおすすめの食べ方を聞いてみると…。
「私は、シンプルに千切りにしてちょっと水にさらしてサラダにして食べるのが好きですね。
あとは、ちょっと炒めて焼肉のたれをからめるのもおすすめですよ。
食べてもらえれば、その魅力に気づくと思うんですよ」
園部さんにおすすめの食べ方を聞いてみると…。
「私は、シンプルに千切りにしてちょっと水にさらしてサラダにして食べるのが好きですね。
あとは、ちょっと炒めて焼肉のたれをからめるのもおすすめですよ。
食べてもらえれば、その魅力に気づくと思うんですよ」

ウドというと天ぷらがすぐ思い浮かぶところですが、意外と使い勝手がよい野菜らしいのです。
実際、私も取材の後にウドを使ってみました。
根に近い部分は細切りにしてお味噌汁の具材にしたり、上の方や芽の部分は豚肉と炒めてみたりしました。
苦みがなく、さっぱりとした淡泊な味わいだから濃い味付けにもぴったり。
シャキシャキとした歯ごたえもクセになります。
以前は立川で100軒ほどあったウド農家さんは、現在では15軒ほど。
手間暇かかるため、後継者がなかなか育たない現状とのことですが、園部さんは、先輩たちが築いたウド栽培を残していきたいと奮闘中です。
「近隣のウド農家さんとも協力して、立川市の小学生の社会科見学に毎年、このウドのムロを見せているんですよ。
こうして、地元の野菜であることをアピールしてウド栽培を残していこうと頑張っているところです。
もちろん、立派でおいしいウドを作ることが大事ですから、そのためにも根株を委託する農家さんとの連携など、課題は山積みですが、まぁ、やるしかないですよね(笑) やっぱり『おいしかったよ!』と言われることが一番ですから」
実際、私も取材の後にウドを使ってみました。
根に近い部分は細切りにしてお味噌汁の具材にしたり、上の方や芽の部分は豚肉と炒めてみたりしました。
苦みがなく、さっぱりとした淡泊な味わいだから濃い味付けにもぴったり。
シャキシャキとした歯ごたえもクセになります。
以前は立川で100軒ほどあったウド農家さんは、現在では15軒ほど。
手間暇かかるため、後継者がなかなか育たない現状とのことですが、園部さんは、先輩たちが築いたウド栽培を残していきたいと奮闘中です。
「近隣のウド農家さんとも協力して、立川市の小学生の社会科見学に毎年、このウドのムロを見せているんですよ。
こうして、地元の野菜であることをアピールしてウド栽培を残していこうと頑張っているところです。
もちろん、立派でおいしいウドを作ることが大事ですから、そのためにも根株を委託する農家さんとの連携など、課題は山積みですが、まぁ、やるしかないですよね(笑) やっぱり『おいしかったよ!』と言われることが一番ですから」

淡々とした語り口の園部さんですが、その言葉の中にウド作りへの情熱や責任感が垣間見えました。
畑を託した息子さんに、きっと亡くなられたおじいさん、お父さん、喜んでいるのではないかなと、ふと思いました。
立川の真っ白なおいしいウド、ずっとずっと あり続けてほしいです!
畑を託した息子さんに、きっと亡くなられたおじいさん、お父さん、喜んでいるのではないかなと、ふと思いました。
立川の真っ白なおいしいウド、ずっとずっと あり続けてほしいです!
園部謙一さんのウドが購入できるのは、以下の場所です
【立川市】
■ファーマーズセンター みの~れ立川
【所在地】立川市砂川町2-1-5
【営業時間】10:00~17:00
【TEL】042-538-7227
【駐車場】あり
■ファーマーズセンター みの~れ立川
【所在地】立川市砂川町2-1-5
【営業時間】10:00~17:00
【TEL】042-538-7227
【駐車場】あり





