街のインフォメーション

春のたましんコレクション展 
-対話する美のかたち―2025年4月19日(土)~7月6日(日)

  • エリア 緑町
  • ジャンル 展覧会
本展は、多摩地域の皆様に、たましん美術館のコレクションと対話するようにして作品の鑑賞を体験していただきたいとの思いで企画するコレクション展です。

美術作品を鑑賞するというとき、私たちは何を、どのように見ればよいか戸惑うことがあります。作者は何を思ってこの形にしたのか、どうやって色を選んだのか、素材にはどのような意味があるのか。同じテーマや題材であっても、作り手によって全く異なる表現にたどり着くことも少なくありません。逆に、同じような構図で描かれていても、全然違う思いが込められている場合もあるのです。

ではもし、美術作品自体に意識があったらどうでしょうか。誰もいなくなった美術館で、作品同士の密かな対話が行われていたら…。「そっちは見たことない色だな」「こっちのかたちと似ているわね」「なかなかいい線じゃないか」本展は、そのような空想を皆様と共有することを夢見て立ち上げました。

たましんコレクションは、地域の人々が気軽に立ち寄り、地域の文化・芸術を愉しんでいただける場を目指して、倉田三郎、佐藤多持、関頑亭をはじめとする多摩地域の皆様の多大なるご協力のもと、多摩地域にゆかりの作家の作品、近代日本の優れた美術作品、そして中国や日本の貴重な古陶磁などを収集して構築されたコレクションです。作家たちが手で語るようにして生み出した作品を、眼で触れるように見つめてください。作品の魅力は、皆様が鑑賞することによって何倍にも膨らむことでしょう。

山﨑洋子《見る》1986年 たましん美術館蔵

出品作品の例

近代絵画 前田寛治、有島生馬、棟方志功、坂本繁二郎、梅原龍三郎、跡見泰など
多摩の作家 佐藤多持、 豊泉恵三、堀本惠美子、山﨑洋子、青木正夫など
古陶磁 加彩婦女俑(唐時代)、青花花唐草文盤(明時代)、丹波壺(室町時代)など

跡見泰《少女の像》1953年 たましん美術館蔵

関連イベント

■おしゃべり鑑賞会(詳細は後日加筆します)
「あーちゅびー※」と一緒に、おしゃべりしながら鑑賞します。
〇開催日時:2025年6月14日(土) 13時30分~15時 
〇場所:たましん美術館展示室内及びWinセンター
〇お申込み:たましん美術館(お問合せフォームまたはお電話にて)
あーちゅびー
「とびラー」(東京都美術館と東京藝術大学と協働した、美術館を拠点にコミュニティを育む活動のメンバー)の対話型鑑賞の経験者が中心となって、2021年10月に発足した任意団体。国公市立美術館でのボランティアガイドや、教職経験者が在籍しており、府中市美術館での美術鑑賞プログラム、都立小学校での絵画鑑賞授業、大学の教育学部生の鑑賞研修のサポートなどを実施。

■いろいろ鑑賞会
ワークシートを使ったり、対話をしたり、様々な角度から作品を鑑賞します。
〇開催日時:2025年5月31日(土)、6月28日(土)(予定)
〇各回14時30分~15時
〇場所:たましん美術館展示室内
〇お申し込み:不要

入館料

一般¥500
高校生・大学生¥300
※次の該当者は無料
中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方および付き添いの方(ただし1人につき1人まで、障害者手帳アプリ「ミライロID」利用可能)、シニア・スクエア会員(本人とお連れの方1人まで)
名称 春のたましんコレクション展 
-対話する美のかたち―
イベント日程 4月19日(土)~7月6日(日)
■開館時間:午前10時~午後6時
(入館は午後5時30分まで)
■休館日:月曜日
(ただし、5/5(月・祝)、6(火・休)は
開館して、7日(水)休館)
イベント会場名称 たましん美術館
(立川市緑町3-4)
交通アクセス
主催 公益財団法人たましん地域文化財団