街のインフォメーション

イメージの魔術師
エロール・ル・カイン展2025年4月5日(土)~6月1日(日)

  • エリア その他
  • ジャンル 展覧会
“イメージの魔術師”と称されるエロール・ル・カイン。

1941年にシンガポールで生まれ、アジアで幼少期を過ごしたエロール・ル・カインは、15歳で単身イギリスに渡り、アニメーションを学びます。

映画スタジオやBBCテレビでアニメーション制作に携わる中、1968年、映画用に描いたラフスケッチをもとに、絵本『アーサー王の剣』を出版し、「ずっとやりたいと思っていた」絵本作家としての第一歩を踏み出します。その後、47歳で世を去るまで、『キャベツ姫』『おどる12人のおひめさま』『魔術師キャッツ』など40冊あまりの絵本を次々に世に送り出し、1985年には『ハイワサのちいさかったころ』でケイト・グリーナウェイ賞を受賞。イギリスを代表する絵本作家として現在でも高い評価を受けています。

東洋美術、西洋美術、映画、アニメーションなどのさまざまな様式が融合された幻想的なル・カインの絵には、豊かな色彩があふれています。そして、細密な描写による装飾性と多様なタッチ、繊細でありながら大胆な構図の面白さなど、その世界は魅力に満ちています。

本展では、絵本のストーリーを辿りながら、絵本原画やスケッチ、資料などにより、ル・カインの魔術の秘密をひも解きます。

『アーサー王の剣』より King Arthur's Sword ©1968 Errol Le Cain

エロール・ル・カイン Errol Le Cain(1941~1989)

1941年シンガポール生まれ。少年時代をインド、シンガポールで過ごし、日本、香港、サイゴンなどを旅行。11歳の時、初めてアニメーション映画を製作し、15歳の時、アニメーターとしてイギリスに渡る。ロンドンのリチャード・ウィリアムズ・スタジオに入社し、亡くなるまで同社でアニメーション映画製作に携わる。初めての絵本は、『アーサー王の剣』(1968年)。以降約40点もの絵本の挿絵を手掛ける。『ハイワサのちいさかったころ』(1984年)でケイト・グリーナウェイ賞を受賞。1989年、癌のため47歳で死去。
 

「グランマ」Grandma(Puffin's Pleasure)©1976 Errol Le Cain

『美女と野獣』より Beauty and The Beast ©1979 Errol Le Cain

イベント

講演会「イギリス絵本を楽しむ―ランドルフ・コールデコットからローラ・カーリンまでー」(要事前申込)

〇講師:広松由希子氏(絵本家)
〇日時:2025年5月18日(日)14:00~(約90分)
〇場所:東京たま未来メッセ(多摩産業交流センター) 3F 第4会議室
〇費用:無料
〇定員:50名 ※応募者多数の場合は抽選。
応募締切:5月1日(木)19:00まで
申し込みフォーム(1人1回のみ)
氏名(2名希望の場合は同伴者名も入力)、電話番号、住所を入力の上、送信してください。受付完了メールが届かない場合、もしくはメールの内容に不備がある場合は、お手数ですが美術館までお電話でお問合せください。

観覧料

一般:900円
学生(高校生以上)・65歳以上:450円
中学生以下無料
名称 イメージの魔術師
エロール・ル・カイン展
イベント日程

4月5日(土)~6月1日(日)
10:00~19:00(入館は18:30まで)
【休館日】月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)

イベント会場名称 八王子市夢美術館
所在地 八王子市八日町8-1
ビュータワー八王子2階
交通アクセス