立川他、まちからのお知らせ~

【知る】立川他、まちからのお知らせ~

絵画を生きる ―多摩の美術家3人展 加藤学/徳永陶子/島﨑良平2026年1月10日(土)~3月15日(日)

  • エリア 緑町
  • ジャンル 展覧会
東京の西部、23区外の30市町村から成り立つ「多摩地域」は、豊かな自然と多様な歴史を有しています。住環境と都心にアクセスしやすい利便性から、多くの美術家たちがアトリエを構え、創作活動を行い、ひとつの文化圏を築いてきました。本展は、その多摩地域で活動する、独自の表現と世界を持った実力派3名の画家に焦点を当てた企画です。

八王子市を拠点とする加藤学は、自らの内と外に曖昧な境界をもって存在する風景を描写します。絶えず移ろうその境界の一瞬の姿を、アクリルやパステルを用いて画布に思惟の痕跡のように残していきます。

東村山市を拠点とする徳永陶子は、「記憶」と「プロセス」をテーマに制作を続けています。感覚の奥深くに沈んだ色とかたちを拾い集め、記憶のかけらが積層し作品に溶け込んでいく画面を、コットンキャンバスにフラッシュ(ビニル絵具)を重ねていくことで模索していきます。

 檜原村を拠点とする島﨑良平は日本美術や中国絵画の研究を活かしつつ、八百万の神や妖怪、おかめなどを描写していきます。琳派や浮世絵の影響を感じさせながらも新しさが同居する画面を、技巧的な筆遣いと色使いにより緻密に表現していきます。

本展では、制作のアプローチも、表現のメディアや手法も異なる3名を、それぞれ独立した3つの個展の形で提示します。優れた視点から今日の新しい美意識を創出する作家の展示を契機として、絵画表現のさらなる可能性が示され、人々の感性が一層開かれることを期待します

加藤学《行々子》2022年
キャンバスにアクリル、 130.3×162.1cm
撮影:高嶋清俊(Takashima Kiyotoshi) 

徳永陶子《昇彩》2025年
エマルション(半吸収性下地)を施した綿キャンバスにフラッシュ(ビニル絵具)259×194cm
撮影:柳場大(Yanagiba Masaru)

島﨑良平《地獄太夫と女子》2018年
和紙に墨・アクリル・金泥、 171.5×70cm

関連イベント

■作家と学芸員によるトークセッション(先着順、事前予約優先)
出品作家と企画協力の学芸員が、作品や展覧会についてお話しします。
〇日時 1月24日(土)14:30-16:00(14:00開場)
〇登壇者 
〇出品作家 加藤学/徳永陶子/島﨑良平
〇学芸員  
滋野佳美(武蔵野市立吉祥寺美術館 )/藤森梨衣(女子美術大学美術館)
〇会場 たましん事業支援センター(Winセンター・多摩信用金庫本店3階)
〇参加費 無料
〇定員 50名
〇参加予約申込 
お問合せフォーム」か電話(042-526-7788)で、参加者全員のお名前と、代表者のE-mailアドレス、電話番号をお伝えください。

■ギャラリートーク(無料・申込不要) 
〇会場 たましん美術館 展示室内
〇日時と講師
・1月31日(土)14:30-15:00 島﨑良平
・2月14日(土)14:30-15:00 徳永陶子
・2月20日(金)14:30-15:10
滋野佳美(武蔵野市立吉祥寺美術館 )/藤森梨衣(女子美術大学美術館)
・3月7日(土) 14:30-15:00 加藤学
〇参加費 無料(ただし、美術館入場券が必要です)

入館料

一般¥500
高校生・大学生¥300
※次の該当者は無料
中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方および付き添いの方(ただし1人につき1人まで、障害者手帳アプリ「ミライロID」利用可能)、シニア・スクエア会員(本人とお連れの方1人まで)
名称 絵画を生きる
―多摩の美術家3人展 加藤学/徳永陶子/島﨑良平 
イベント日程 1月10日(土)~3月15日(日)
■開館時間:10:00~18:00
(入館は閉館の30分前まで)
■休館日:月曜日
(ただし、1/12、2/23 (月・祝)は開館
1/13、2/24は休館
イベント会場名称 たましん美術館
(立川市緑町3-4)
交通アクセス
主催 公益財団法人たましん地域文化財団