インタビュー

もっとお金の話をしようよ
不動産資産は6億1千万!星野陽子氏

イスラエル人の妻となってユダヤの教えを実践。
ゼロからのスタートでも大丈夫!星野陽子さんの著書「ユダヤ人と結婚して20年後にわかった 金銀銅の法則50」にはお金に愛される生き方の秘伝が‥‥。
星野陽子さん

編集部

星野さん、立川にはいつからお住まいですか?

星野

1999年に立川に引っ越して来ました。最初は賃貸マンションに住んでいましたが、土地を見つけて、今の家を建てました。

編集部

本業は翻訳ですね。

星野

特許翻訳をしています。短大時代に英語を勉強して、銀行に勤めて、国際結婚してと英語は使ってきましたが、特許翻訳のためには勉強も必要でした。もう20年くらいこの仕事をしていますが、今でも新しいテーマになると、1から勉強しています。

編集部

その傍ら、昨年この本を出されたわけですが、どういう経緯でこの本をお書きになったのですか?

星野

特許翻訳は本業ですが、それだけで生活しようとは思っていませんでした。自分を最大限活かして世の中に貢献したい、そう思っていたので。子育ても手が離れてきたし、まず自分の強みを探す講座に出て、そこで勉強しているうちに自分の強みをプロフィールにして他の人に見せると、みなさん、お金のことを聞きたいとおっしゃるんです。

編集部

それで本をお書きになった。最初のページに「私は大きく変わりました」って書いてあります。それまでの星野さんから今の星野さんに変わった、そこにユダヤの教えが影響しているわけですね。

星野

日本人はお金に対してブロックするところがあります。もっと楽にお金を稼いで欲しい、お金に困らないで欲しいという思いでこの本を書きました。ですからこの本の裏テーマは「チェンジ」。自分を少しだけ変えてみる。

編集部

確かに日本人、特に関東の人にはお金の話に対して「いやらしい」「はしたない」という思いがあるかもしれないです。

星野

「私はいいです」「私はこのくらいで」という雰囲気がある。私もお金の話は苦手でしたし、お金持ちに対しても屈折した思いがありました。そしてお金に向き合わなかった。でも結婚相手の影響でお金にきちんと向き合うようになったらお金が貯まるようになりました。

特許翻訳というのは専門的ですから結構むずかしい。同業者の中には学歴の高い人やすごい経歴の持ち主がいっぱいいます。でもなぜか稼げない人たちもいます。
理由のひとつはお金をもらうことに抵抗があるからです。完璧じゃないからとか自信がないとか。交渉しない人も多いですね。東日本大震災の後、仕事が一時減った時に値下げを要求する取引先に対して、下げてしまう人もいましたが、私は同業者とお金に関する情報交換をして下げないことに決めました。リスクはあったけれど、結果仕事量は減っていないです。変にブロックしてしまわないで、お金の話をきちんとすることが大事です。

編集部

星野さんご自身はどこが変わったのですか?

星野

とても内気で自分から話すなんて高校時代までなかった私です。今でも話すのは下手だし、書くことの方が好きですが。それが結婚したことで、自分の意見を言うようになりました。
ユダヤ人には成功している人の割合が高いです。その大きな理由として、ユダヤ教の聖典『タルムード』の中に書かれてあるラビ(ユダヤ教の指導者)の意見に対してみんなが意見を言い合う習慣があるのではないかと思います。その習慣が考える力を育てているのではないでしょうか。

家族や親族で輪になって話をしている中に私が入ると英語で話してくれるのですが、なかなか自分の意見を述べられませんでした。すると「頭の中に何も入っていないのでは?」なんて言われたりして。始めはとまどったし、泣きました。宗教的な生活をしていてもしていなくても、ユダヤではこうした話し合い、改善、改良、イノベートが習慣になっているんです。

編集部

なるほど。ところで資産6億1千万円って、どういうことですか?

星野

投資用物件です。ローンで買っていますから純資産ではないです。
最初はセミナーで勉強して、2003年にワンルームマンションを現金で買って6年後くらいに売りました。2008年に小平市のマンション1棟買いに成功。今は2棟持っています。

編集部

すごい‥‥。財テクっていろいろあると思いますが、その中で不動産にしたのはなぜですか?

星野

子育てもしていたし仕事もしているので、手のかからないことがやりたかったから。

編集部

マンションに投資して失敗する人もいます。それは買った物件が悪いのかしら?

星野

リスクは山のようにありますし、税金のことや経営のこともよく勉強しないといけません。不動産投資は甘くないです。長い期間運営するものなので、私自身も自分のことを「成功者」とはまだ呼べないです。

編集部

星野さん、勇気がありますね。

星野

そうですか?

編集部

日本人の平均的な生活は、一定金額が入って来て、それをどう分けて暮らすか、ですもの。

星野

私の実家はずっとそうして暮らしてきたし、特に私の母はその入ってきた金額を全部使ってしまう人でしたから、貯金もない。私は結婚して相手の家庭を見ることで、貯金とか資産とか大事なんだな、そういうことを考えて生きていった方がいいんだなと思うようになりました。特に今の時代です。職を失うことだってあります。だったら複数の収入源があった方がいいと思います。

編集部

確かにそうです。先ほどのブロックに通じますが、お金のきらいな人はいないと思うけれど、お金儲けできないんですね。

星野

結婚するまでは私もそうでした。でも、子どものためや安全のために、お金はあった方がいいです。あるに越したことはないですから。

編集部

まだまだ経済的に厳しい情勢は続くわけですものね。

星野

夫婦でお金の話をよくしているお宅はハッピーです。夫婦は共同体だから、夫だけが経済的責任を負うのは厳し過ぎると思います。だから夫婦でお金と向き合うのがいいですね。

編集部

喧嘩になっちゃうお宅もあるんじゃないかしら?

星野

夫だけが働くとか、逆に誰のおかげで食べてるんだとか、それはどっちも違うと思うんですね。
一緒に不動産投資をしているご夫婦は皆さん仲がいい。同じ目標を持ち同じ方向を見ていると喧嘩になりにくいと聞いています。
ユダヤでは幸せとお金があって成功者。お金は自由を得る最強の手段だし、キラキラしてきれいなものであって汚いものではありません。

きちんとゴールを決めて、これからの厳しい時代をどう乗り切るかって、家族というユニットで考える。
働いていない奥さんなら、まず働くことを考えてもいいのでは。それも好きなことをやるのがいいと思います。生活のために嫌々やるんじゃなくて、好きなものをやってみる。きっと楽しいですよ。

編集部

奥さんたちから文句が出そうだな~。

星野

私の母も小さなお店を持ちたいという夢があったのですが、やればいいじゃない?と言うと、お父さんがダメと言ってるとか言って、やらない。母は人気者でしたからお店をやったら絶対にお客さんがたくさん来たはず。勇気がなくてできなかったのは本当に残念だと思っています。

編集部

星野さんは勇気があるだけじゃなくて、勤勉なんですね。

星野

こつこつやるのは昔から好きです。
今、「頑張る」ってダサいイメージがあるかもしれませんが、頑張ることも大切です。
ユダヤの教えは「勤勉であれ。怠けていたらだめ」なんです。
ユダヤ人は厳しい環境で生きてきたから、学ぶことが多いです。