立川名産品レシピ

立川名産品レシピ
立川市内で生産される名産品の数々。管理栄養士が考える名産品レシピをご紹介します。

うま味たっぷりのドイツソーセージで 手軽に料理の味わいアップ!

今回の立川名産品レシピで使う食材は、開店20周年を迎えた『ゼーホフ工房』さんの人気商品をチョイスしました!
そのままでもおいしい商品ですが、今回はあえて調理して新たな魅力を発見。ぜひ、皆さんも試してみてください! 
まずはソーセージの歴史と栄養面に迫ります!

ソーセージの起源

今ではお弁当のおかずや朝食の定番ともいえるソーセージ。その起源は何と古代ギリシャやローマ時代にさかのぼります。ホメロスの長編叙事詩『オデュッセイア』にもソーセージに関する記述があるほどその歴史は古く、ローマの詩人ホラティウス(1世紀)はソーセージが美味であることを謳っています。
食を追及した古代ギリシャやローマの人々の熱意と伝統が各地に広がり、受け継がれ、改良を重ねながら現在に至っています。中でもソーセージの本場といえるのがドイツ。ドイツではソーセージを“ブルスト”といい、日本では見慣れない白いソーセージは、バイエルン地方の名物です。

たんぱく質、脂質が豊富なソーセージ

ソーセージは、なんといってもたんぱく質が豊富。そしてジューシーさを引き出す脂質も多く含まれています。また、保存性を高めるために塩分も多く含まれていますので、食べすぎには注意。ただし、この特徴を生かしてソーセージで料理にうま味や塩味をプラスしたり、油を使わない調理をして脂質の取りすぎを抑えることができます。ぜひ、工夫してみてください!

カリッと焼いたベーコンがアクセント
かぼちゃとベーコンの
グラタン





■ 材料(2人分)  1人分 415kcal

ベーコン厚切り…1枚
玉ねぎ…1/2個
しめじ…1/2パック
オリーブ油…小さじ1
塩、こしょう…各少々
 
かぼちゃ…1/4個(種を取って250gくらい)
牛乳…80~100cc
溶けるチーズ…60g
 

味見しました!

ゼーホフさんのベーコンは、しっかりとしたうま味と薫りが特長。甘いかぼちゃの中でアクセントになっておいしさを引き立てています!
厚切りのベーコンなので、食べ応えも十分。ワインにもあいそう!

■ 作り方

かぼちゃは半分に切って電子レンジ(600w)で4分加熱。

火が通っていたらボウルにスプーンで実をとり、フォークなどでつぶして牛乳を加える。皮は1センチ角に切る。






玉ねぎ、しめじは粗く刻む。ベーコンは棒状に切る。

ベーコンをオリーブ油で炒め、飾り用に少し取り置く。②と角切りにしたかぼちゃの皮も加えてしんなりしたら塩、こしょうで調味する。


グラタン皿に①を大さじ1くらい広げ、③をのせ、残りの①で全体を覆う。表面に溶けるチーズを散らして、取り置いたベーコンをのせ、オーブントースター(または魚焼きグリル)で5~7分きつね色に焼く。


スープにしみ出す
うま味が最高!

和風ブルストとベーコンの洋風おでん




■ 材料(2人分) 1人分 364kcal

和風ブルスト…4本
ベーコン厚切り…1枚
さといも…3個
かぶ…大1個
ブロッコリー…1/3個
プチトマト…4個

チキンブイヨン…1/2個
かつおぶし…1パック
塩小さじ…1/2
 

味見しました!

和風ブルストは、大葉やごま、しょうゆなどが入った和風テイストのソーセージ。かつお風味の洋風おでんにぴったりの具材!
再び登場のベーコンは、スープに深みをプラス!市販のブイヨンが複雑なうま味のスープになっていました!

■ 作り方

さといもは皮をむき半分に切る。ボウルに入れて塩をひとつまみふり、水少々加えてもみ、ぬめりを流してひたひたの水で5分ゆで、ざるにとって洗う。

かぶは葉を切り、6等分のくし形に、砂が残っていたら竹串で取る。

①②とブロッコリー、プチトマトはくしを刺す。ベーコンは3センチ幅に切る。

鍋に水700cc、チキンブイヨン、塩を入れて火にかける。沸騰したらかつおぶし、さといも、ベーコンを加えてふつふつと軽く沸き立つくらいの火加減にして5分煮る。

かぶ、ブロッコリー、プチトマト、和風ブルストを加えて10分煮る。時間があれば、一度火を止めて粗熱を取り、味を染みこませるとよい。


サラダ感覚で楽しめる
ヘルシーな一皿

ちらし寿司




■ 材料(2人分) 1人分 368kcal

米…1合
合わせ酢
酢大さじ…1
レモン汁…大さじ1
塩…小さじ1/3
砂糖…大さじ1/2
 
れんこん…小1/2個
酢…大さじ1/2
きゅうり…1/2本
セロリ…1/3本
塩…ひとつまみ
ビアシンケン…2枚
 
飾り用
ビアシンケン…2枚
かいわれ大根…1/2パック
サラダ菜…適量
 

味見しました!

酢飯に混ぜ込んだのは、ハムに見えるけれど「ビアシンケン」という大きなソーセージを薄切りにしたもの。酢飯によく合うんです! 口の中でさわやかな風味が広がり、ピスタチオがアクセントになっていました。

■ 作り方

米を洗い、目盛に合わせて水を加えたら、大さじ2の分量だけ水を取り出し、炊飯する。

れんこんは飾り用に半分を薄切りに、残りは4等分の薄切りにする。耐熱容器に入れて酢をかけてひとまぜしてラップをかけ、電子レンジ(600w)で1分加熱し、粗熱をとる。

きゅうりは縦4等分に切り、種を取る。セロリはきゅうりと大きさを揃え、どちらも小口に切り、塩をふっておく。


ビアシンケンは飾り用は半分に、そのほかは1センチ角に切る。

ボウルに合わせ酢の材料を合わせ、水気を切った②③、④を加え、ご飯を加えて切るように混ぜる。


器にサラダ菜を敷き、⑤を盛りつけ、かいわれ大根、飾り用のれんこんを散らし、ビアシンケンを巻くようにしてのせる(楊枝などでとめるとのせやすい)。


■レシピ考案、料理制作・井上由香理
管理栄養士、北海道生まれ。
病院勤務、フードコーディネータ・アシスタントを経て独立。
テレビ番組の料理から資格を活かした健康によい料理の考案まで幅広く活躍。
おいしくて簡単なレシピを提供。