古民家の入り口にかかる暖簾が、
その先に広がる世界観を物語るかのよう。

住民と、お店を訪れる方しか通らないような
路地裏にある、曙町「蕎麦懐石 無庵」。

しっぽりと雨の日も絵になります。

お昼の時間。
お一人で、また会食や商談をされる方々など
様々なシーンが、静かにジャズの流れる空間に
溶け込んで見えます。

店主こだわりの音を実現する、
真空管アンプやステレオも。

席に着くと運ばれる
温かいそば湯を飲みながら、
おそばが来るのを待ちます。

お品書きより。
「そば游膳」は、前日までの予約が必要です。

お酒に合う一品料理も充実。
ワインもあります。

お好きな食材を選べる天ぷら。

温かいお蕎麦が食べたくて、
あい鴨と葱 鴨せいろにしました。

おそばは、二八せいろ。

このままで、まず食べたい。
美味しい。

焼きネギと鴨肉、さらにネギ、
三つ葉などをあしらったつけ汁。

やわらかくて美味しい鴨肉が４、５枚。

薬味は、辛味味噌と山椒の２種。

食後の、そば湯を楽しむひととき。
新しい器とつけ汁を注ぐスプーン、
また、そば湯をかき混ぜるためのスプーンが
運ばれます。
味を混ぜることなく、１つひとつ
そのままを味わうための配慮がうれしい。

満席になることも多いため、
事前のご予約がおすすめです。
個室のご用意も。

2024年に、創業35年を迎えます。

※記事の内容は、掲載時のものです。

by　T.I