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<市内歴史散策>柴崎分水を歩く 前編―JR西立川駅からモノレール柴崎体育館駅―

  • エリア 富士見町
  • ジャンル 立川の歴史
立川歴史民俗資料館主催のまち歩き
市内歴史散歩 「柴崎分水を歩く」
―JR西立川駅からモノレール柴崎体育館駅―
に参加しました。

案内は小坂克信先生(立川市文化財保護審議会委員)

JR西立川駅に集合
今日は昭和記念公園でイベントがあるようで、駅は朝からたくさんの人でした。

最初に小坂先生から柴崎分水の概略の説明がありました。
分水の水は、飲料水・生活用水・田用水・水車の動力源として使われたそうです。

そして、今回のコースは柴崎分水が家々の間を流れている関係で通れないところがあり、行ったり来たりがあるので結構な距離を歩きますよと注意がありました。



青梅線沿いにしばらく東に進みます。
残堀川を渡ったあたりで「ここに柴崎分水が流れています」と説明がありました。
昭和記念公園の中を通って、残堀川と平行に柴崎分水が流れています。
青梅線のレールの下に柴崎分水が流れています。



レールの向こう側にはバルブが見えます。
水量を調整するそうです。





もう少し東に行ったところの踏切。
昔の名残で「航空支庁前」となっています。



青梅線をこえて、すぐの通りは柴崎分水は暗渠になっています。
踏切すぐの西側に富士見一北公園があります。
この植え込みの下に柴崎分水が流れています。
ここに、石川水車があったそうです。



富士見町二丁目の信号で分岐
このあたりで本流と支流に分岐されたそうですが、現在、本流は残っていません。
本流はこのまままっすぐ東に、支流は90度曲がって南へ。





路地に入ると暗渠ですが、コンクリートの蓋がしてあるだけです。
隙間からのぞくと、水の流れがわかります。



しばらく南に進んで、奥多摩街道に到達すると、90度曲がります。
奥多摩街道に沿って東に進みます。
現在の奥多摩街道はほぼ直線ですが、以前は違ったようで蛇行します。





少し行くと道路上が暗渠になっていて、南側を柴崎分水が流れています。



昔の洗い場が残っているところ。



鈴木家の門に近付きます。鈴木家は中島家とともに柴崎村の名主を年番で勤めたそうです。
鈴木平九郎氏の残した「公私日記」は立川市の有形文化財に指定され、活字版が刊行されています。



長くなりましたので、ここまでを前編とします。

by JK