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歴史と文化の散歩道④-5根川緑道

  • エリア 柴崎町
  • ジャンル 立川の歴史
矢川から多摩川方面を歩くの続きです。
前回は日野の渡し碑でした。
甲州街道を渡ると、根川緑道に出ます。



「根川は、もともと段丘下の湧き水を集めて流れる川でした。
上流は、拝島からの九ヶ村(くかむら)用水が流れ込み、下流は青柳で府中用水に入り、立川でも農業用水として使われました。
その後、砂川一番付近で玉川上水に合流させていた残堀川が汚れてきたことから、明治41年(1908)頃、新しく堀をほって、富士見町の“滝の下”で根川に合流させました。
大正時代、青年たちが根川の土手に植えた桜がみごとに咲くようになり、人々がボートを浮かべて、のどかな川辺の一日を楽しむようになりました。



しかし、昭和47年(1972)洪水対策として残堀川を柴崎町4丁目で南東に曲げ、多摩川に入れました。
このため、下流の根川は埋め立てられました。
しかし、せせらぎを残したいという人々の願いによって、平成9年(1997)「アクアパークモデル事業」としてかつての根川の上に新しく緑道と自然に近い水路1.4kmをつくりました。
多くの木々が残され、毎分1.7トンの下水処理水を流していますが、魚や虫、鳥も生息するようになり、特に桜の時期には多くの人々が訪れます。」
立川市ホームページより

このせせらぎに使われいたのが下水処理場の高度処理水。
錦町の下水処理場が国立の処理場に編入されることでせせらぎの水の供給がどうなるか市民から心配の声が上がりましたが、かわせみのいる大池の水を汲み上げ浄化して利用するようです。



根川緑道はAからDの4つのゾーンで構成されています。
野球場、陸上競技場沿いの緑道はDゾーン。
かわせみのいる大池沿いの緑道はCゾーン。
柴崎体育館の付近の緑道はBゾーン。
Bゾーンからトンネルをくぐった先がAゾーン。



Aゾーンの最西端に湧水口があります。




by JK