2023 ～冬至（とうじ）次候～麋角解（さわしかのつのおつる）

冬至（とうじ）次候
麋角解（さわしかのつのおつる）とは…

サワシカの角がぽろっと落ちて生え変わりの季節を迎えたようです。
麋（サワシカ）とは、四不像（シフゾウ）のことをいうのだそうです。

サワシカにしろシフゾウにしろ、聞きなじみがない名称ですが、シフゾウとは大型のシカの仲間で、オスだけにはえる角は「シカ」。顔は「ウマ」。体つきは「ロバ」。ひづめは「ウシ」と、この4種類の動物の特徴を備えているものの、そのどれでもない不思議な生体から、四不像（シフゾウ）との名が付いたようです。

以前、当サイトで多摩地域の情報を広く掲載していた折、立川市のお隣「多摩動物公園」（日野市）に伺ったときに、四不像（シフゾウ）を観る機会がありました。
残念ながら野生の四不像（シフゾウ）は既に絶滅してしまい、現在は動物園でしか観察することができないのだとか…。ちょうど角がぽろっと落ちる季節となって、そんな場面に巡り合えたら良いですね。

さて、サワシカの角おつる頃の立川市。本日の最高気温は12℃になるようです。
そして空気は乾燥注意報が出るほど乾いていますので、どうぞお気を付けください。

二十四節気・七十二侯とは…
地球が太陽の周りを一周する時間の長さを一年とし、これを太陽暦と言います。
太陽暦には、一年を四等分した四季のほか、二十四等分した二十四節気（にじゅうしせっき）。さらに七十二等分した七十二候（しちじゅうにこう）と、季節をこまやかに捉え、農事の目安や旬の食材を使った料理、季節の草花を生活に取り入れて、生活を楽しく豊かにしていきましょう！

by ノックアウト♪