イベントレポート

立川シティハーフマラソン2022

  • ジャンル スポーツ
第25回日本学生ハーフマラソン選手権大会併催
立川シティ車いすハーフマラソン併催
日時 2022年3月13日(日)
種目 [10kmレース]
[ハーフマラソン]
[車いすハーフ]
[親子ペアレース] 
[3kmレース]
コース 陸上自衛隊立川駐屯地滑走路・国営昭和記念公園及びその周辺道路・
日本陸上競技連盟公認コース・WA公認コース
 
 晴れて、3年ぶりの開催です。コロナによる自粛生活をきっかけにランニングを始めた方々にとっては、この大会への出場が1つの目標だったことでしょう。今年は10kmの部が新設されたり、オンラインで自由に参加出来たり、各々がより自由に取り組みやすい工夫がなされていました。もちろん、開催前後の感染症防止対策もしっかりと。
 車いすハーフマラソンや親子ペアレースが、立川駐屯地滑走路で行われたのも初めてのこと。箱根駅伝出場選手をはじめ、74大学の学生ランナーとともにスタートし、そのスピードを体感できるのは「立川シティハーフマラソン 」ならでは。その様子を、写真を中心にお伝えいたします。

会場、国営昭和記念公園への入場前に、
健康チェック。
リストバンドを受け取って中へ。

自衛隊立川駐屯地内で行われるレースは無観客、
参加者・関係者以外、入場出来ないルールでした。


以前、取材をさせて頂いた
「立川市陸上競技協会」メンバーのお3方。
皆さん30代で、それぞれ陸上とは違う
職業に就かれています。

左から、ハーフマラソンに出場の
吉澤秀星(しゅうせい)さん。
2018年の大会では市民枠1位だった方です。
中央、白井茂樹さんと 
岩井一大(かずひろ)さんは
もともと短距離のランナー。
「立川陸協」の定例練習会で、
また自主練を重ね、10kmレースに初挑戦です。


公園内では、学生ランナーの皆さんが
大学ごとまとまって、ストレッチなど
入念にアップ。


ハーフマラソンのレース30分前に、
10kmレースが園内で始まっていました。
どちらも観たい気持ちをおさえ、
駐屯地滑走路内へ。


幅40m、陸上自衛隊「立川駐屯地」
滑走路のスタートライン。


ABCの3ブロックに分かれて走る、
ウェーブ(時間差)スタートです。


自衛隊東京地方協力本部のマスコット、
トウチくんとさくらちゃんが応援に。
かわいい、ゆりかもめ。


Cブロックの最後尾まで、
長すぎて写しきれない。


Cブロックからスタートする方々を
励ますように。
「気持ちよく抜かされてくださ~い!」
明るくて楽しい増田明美さんのエール。


Aブロックがスタートしました。


大学生ランナーと、市民ランナーが
一斉に飛び出します。




第1スタートの2分後に、
Bブロックが走り出します。
トウチくん&さくらちゃんと一緒に
自衛隊員の方も手を振って応援。


2km地点。


先頭を走る学生ランナーだけを見ると、
まさに箱根駅伝予選会。


滑走路を2周します。

 
ランナーにとって、
無観客で声援がないのが少しさびしいけれど
日々支えてくれる人々の応援を胸に、
ひたすらフィニッシュを目指して。


学生ランナーの後に続く、市民ランナー。
スタート前のアナウンスで、
「うさぎとカメ」のお話も。
飛ばし過ぎず、コツコツと…



5kmを過ぎたところ。
ここから市街地へ。


青山学院大学  原晋監督と
寮母 原 美穂さんは、
5km付近で見守られていました。


いつもステキな笑顔♪
★原美穂さん過去のインタビュー記事


南北道路を駆け抜けます。




コースを折り返す学生ランナーと
これから向かう市民ランナー。
立川シティーハーフマラソンならではの
光景です。






仮装して走る方は、
ほとんどいらっしゃいません。




7kmの手前で給水。


ボランティアの方々が、
懸命にサポート。


10kmレースを終えられた
立川陸協メンバーのお2人、
岩井さんと白井さん。
レース前と表情が違うような…^^
達成感が見て取れます。
タイムは、43分17秒、48分05秒と
短距離ランナーの力走。
お疲れ様でした!


そうこうするうちに、
学生ランナーがフィニッシュ地点に
帰ってきました。


1位 國學院大學
   平林清澄選手(1:01:50) 


2位 國學院大學
   中西大翔選手(1:02:02)
3位 東洋大学
   松山和希選手(1:02:02)

第25回日本学生ハーフマラソン選手権は、
2022年6月に中国・成都で開催予定の
「ワールドユニバーシティゲームズ」
(旧ユニバーシアード)の代表選考会も兼ねた大会。
上位3名は代表内定とのこと。


4位 明治大学
   富田峻平選手(1:02:10)


5位 東京農業大学
   高槻芳照選手(1:02:19)
6位 中央学院大学
   吉田礼志選手(1.02.21)


7位 明治大学
   小澤大輝選手(1.02.22)
8位 國學院大學
   伊地知賢造選手(1.02.22)




続々、フィニッシュ。






平時なら声援がとびかうフィニッシュ地点。
ボランティアスタッフの皆さんが
拍手で温かく迎え、
ランナーのファイトを労われていました。


フィニッシュ後、ゼッケン番号を
読み取られるボランティアの皆さん。

市街地から園内を目指して。




要所要所に、救護班。




「立川陸協」メンバーで、
マラソンのホープ、吉澤秀星(しゅうせい)さんが
帰ってきました。
1時間13分、すばらしい!


「楽しかった!」と、
フィニッシュ直後のいい笑顔。


マスクをされていても、満面の笑みとわかります。
「立川市陸上競技協会」の会長、
坪内基治さんに、レースの報告をするメンバー。


立川陸協 副会長の飯塚智子さん。
お忙しくても、その時だけはお手をとめて。
メンバーの活躍をうれしそうに
見つめられていました。


立川陸競メンバーが揃いました。
ハーフマラソンに出場された
小池孝範さん(右端)と、
長嶋甲輝さん(右から2番目)も加わって。






各所でレースは続きます。
今年、初めて行われた「車いすハーフマラソン」。


力強く、スピーディ。
場所は滑走路。
今にも飛び立とうとする、飛行機のよう。


親子レース前に、仲良く応援にやってきた
くるりんとウドラ。


小学1年生~3年生のお子さんと
親御さんがペアになって走ります。
普段入ることのできない駐屯地の滑走路、
そこを走る特別な機会。
きっと、良い思い出になるはず。


親子ペアレースのフィニッシュ時は、
「手をつないで」がルール。
フィニッシュ直前、お子さんから、
夢中で走るお父さんに。
なんと冷静な息子さん。^^

そして見事1位に。
立川市柴崎町在住の親子ペアです。



「学生の頃、陸上部だった」とおっしゃる
お父さんは、これまで長男・次男の方と親子で出場。
今回、小学校3年生の末っ子君と初出場で
優勝という結果に、「やっと…」と
どこかホッとされたような
表情をされていました。

頑張った3男坊のランナーは、
「楽しかった」とまだ余裕がありそう?!
将来、陸上選手になって、箱根駅伝も
目指されるとか。


女の子も速い!


3位は群馬から、車で2時間かけて
参加された親子ペア。
他の大会にも、親子で出場されているそうです。
今大会への出場理由を伺うと、
「よく知られている大会だから。
(子供が)今度小4になるので、
僕が付いていけなくなるかな。」
とお父さん。

陸上クラブに入って練習を積まれている
少年ランナーは、駐屯地滑走路を走り終え
「きつかった…」。
でも、3km(男子小学3年生の部)が
まだ控えていました。
最後に将来の夢を尋ねると、
「サッカー選手か陸上選手」。
たのもしい~

一方、5位内なのに悔しくて
泣き出す負けず嫌いのお子さんも。
「お父さんが悪かった…」
お仕事が忙しく、なかなか練習に
取り組めなかったというお父さん。
なぐさめる表情もせつない。

うれしい、くやしい…
この滑走路での経験を糧に、
見据える子供たちの未来が
本当に楽しみです。


小学校3年生~中学生、一般の大人まで
男女ともに参加できる3kmレース。


6年生のスタート。
「少年野球のユニフォームがいいね」と、
どこからかお声が聞こえてきます。
仲間と一緒に走ると楽しいのか、
笑顔の子が多いのが印象的でした。


春らしい陽気に恵まれた、
「立川シティハーフマラソン2022」。
みなさん、どうぞお疲れ様でした!

by T.I